糖質ステロイド投与単独は消化性潰瘍のrisk factorとならない

 「ステロイド投与する人には胃潰瘍予防にPPI!」という声がなかなか減らない今日この頃ですが。

 

 糖質ステロイド投与は、単独では消化性潰瘍発生のrisk factorとはならないようです。日本消化器病学会発行の「消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版)」で明言されています。もちろんNSAIDs常用者は、ステロイド投与とは無関係に消化性潰瘍発生予防が必要です。

 

 NSIAIDs潰瘍予防のために、未だにレバミピドやテプレノンが処方されている現状があるのと同じように、注意が必要です。NSAIDs潰瘍予防に有効な薬剤として本邦で使用可能なものは、PPI、またはミソプロストール(ただし高用量で下痢に注意)です。

 

 NSAIDs潰瘍予防に関してまとめました