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2023.12.22ブログ

病院食の試食会

普段患者さんが召し上がっている病院食には、いろんな種類があります。常食だけでなく、5分粥、ベースト食、そして経管栄養などです。栄養については電卓をたたいて計算し、処方を出すのですが、今回は研修医の先生たちの要望もあり、実際の食事を摂取してもらいました。

<総合感想>
K先生:すごく考えつくされて作られていると感じた、食の形態は重要だと思った
I先生:食形態は下げすぎず、もっと上げた方が(常食のほうが)いいと思った
A先生:患者さんが食べられない理由が分かった、とろみが着くと味が劣る
S先生:栄養剤はトロトロ、とろみが着くと爽快感がない
H先生:とろみはお腹いっぱいになる、ゼリーなら10個たべられそう
I先生:嗜好の問題で食べられないのも納得できた
Y先生:味が無いと思っていたが1個1個味がついていて驚いた、見た目は重要だと思った

<味について>
ペースト食
美味しい。ただし口に残り、食べた後の爽快感は常食に劣る。

経管栄養
ペプタメン:ゴマ豆腐の風味。味は人によってはツライことも。
アイソカルサポート:カロリーメイトの風味だが、匂いがすごい。においと味に解離がある
CZ-Hi:豆乳!
ペプチーノ:リンゴジュースの薄いもので苦みも少しある
エンジョイゼリー:おいしい抹茶プリン
セルティースープ:大変美味
アルジネードウォーター:美味なビタミン水
溶けないアイス:香りはバニラ、触感はムース、これは美味しい
とろみ茶:むせなさそう、ただし嚥下には力が必要

私個人としてはペースト食がとても美味でした。また食べたいです。

 

患者さんに寄り添って、食事内容・食形態を考えていくことがいかに重要か、学んだ勉強会になりました。
食事が唯一の楽しみ、という患者さんもいらっしゃるので、幸福度の根幹に関わる栄養、さらに勉強していきたいです。

 

快くご協力くださった栄養管理センターのスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
今回の経験を患者さんに貢献できるよう励んでまいります。

 

文責:チーフレジデント Yo Ishihara

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