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2023.12.18ブログ

人工知能と臨床

先日AIのセミナーに参加して勉強してきましたが、私の想像の1000倍くらい、AIの実用化は加速していると感じました。

実際、ChatGPT4が臨床推論で人間を超えたとする報告(NEJM AI 2023;1(1))がありました。今後、内科診断学の知識的な部分はAI利用にシフトしていくかもしれません。すでに、DxGPT(https://dxgpt.app/)というサービスが稼働しており、診断困難例の提案をしてくれます。皮疹の画像から鑑別疾患を提示してくるようですが、個人情報と信頼性の観点で、臨床応用には十分な注意が必要となります。

臨床では、Perplexity.ai(https://www.perplexity.ai/)が非常に有用であると思いました。Clinical questionにReference付きで回答してくれるので、検索効率がよく、忙しい中でも最新のエビデンスを検索することが可能です。ただし、Referenceがwikipediaだったりするので、pubmedからだけ引用してくださいというように限定する、より信頼性を高めるプロンプト作成は必須となります。ただ、今後、Googleで検索ワードを入力したりして検索していたシステムから、生成AIでの検索システムに変わっていくのではないかと思いました。

最近、NEJMがAI Grand Roundを開始しました(https://ai-podcast.nejm.org/)。

乗り遅れないようにしなければ、と日々思います。

 

文責:チーフレジデント Yo Ishihara

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